「前もって断っておくが、恋物語ではない」。
こんなセリフからストーリーが始まる『500日のサマー』。
運命を信じている草食系男子トムと、運命を信じていないサマーの恋模様を描いた作品です。
トムはサマーに一目ぼれ。
でもサマーはデートはするけど、トムの恋人になるつもりはありません。
恋に恋するトムは、サマーの対応に喜んだり悲しんだり24時間フリ回されっぱなし。
恋って最高に幸せにもなるけど、切なくもなる…
今回はそんなトム（ジョセフ・ゴードン＝レビット）とサマー（ズーイ・デジャネル）の恋模様から、また恋がしたくなる名言11選をご紹介していきます。
☆こんな方にオススメ
・運命を信じている
・恋愛はめんどくさい
・サマー（女心）の気持ちがわからない
・また恋がしたい
運命を信じる男子と信じない女子の恋の行方をぜひ楽しんで下さいね。
2人の心境の変化にもご注目。
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『500日のサマー』名言11選
【名言1】あの笑顔、髪の毛、ヒザも好きだ。胸元のハートの形のアザも
I love her smile. I’m in love with Summer. I love her smile. I love her hair. I love her knees. I love this heart-shaped birthmark sha has on her neck.
恋に恋する主人公のトムは、同僚のサマーにひとめぼれ。
恋をすると、相手の何もかもが愛おしく感じますよね。
アザまで大好きと言い切るトムはサマーにぞっこんです。
一人で相手を思い浮かべ、あれこれ妄想する時間って何よりも楽しいですよね！
【名言2】サマーがいると、まるで不可能が可能になる。生きがいを感じる
I love how she makes me feel. Like anything’s possible, or like-I don’t know. Like life is worth it.
サマーに恋するトムは完全に夢見心地。
友達もあきれるほど一人の世界に浸っています。
恋が原動力になり、仕事や人生がレベルアップしていくのは素晴らしいことです。
パワーがみなぎってくる感覚って、恋したときの特権かもしれません。
恋をすると自分は無敵のような気分になりますよね。
【名言3】恋人になるのはイヤなの。誰かの所有物になるのは最悪
I just don’t feel comfortable being anyone’s girlfriend. I don’t actually feel comfortable being anyone’s anything, you know.
会社での飲み会で、トムはサマーに恋愛観をたずねます。
運命を信じるトムとは正反対。サマーは運命なんて信じていません。
シニカルなサマーとはいえ、もしトムのことが気になっていたら「恋人はいらない」という発言はしたでしょうか。
サマーの対応は終始一貫しています。
このセリフを聞くかぎり、サマーはトムを特別な存在だとは思っていないようです。
【名言4】カードは…映画もポップスもウソばかりだ
It’s these cords, and the movie, and the pop songs. They’re to blame for all the lie…
サマーに恋したトムと、トムと深い関係になりたくないサマーはずっとスレ違い続けています。
思い通りにいかない状況にトムはだんだん自暴自棄に陥ります。
自分は運命だと思っているのに、運命を感じないサマーにトムは苛立ってきます。
現実は映画のように、すべてが上手く進むとは限りません。
【名言5】彼女しかいないと思うでしょうけど、私は思わない
Look, I know you think that she was the one…but I don’t.
トムは中学生の妹レイチェル（クロエ・モレッツ）に恋の相談をします。
「海に魚はたくさんいるのよ」と兄を励ますしっかり者のレイチェル。
この世の終わりのようなトムですが、サマーがいなくなっても世界には40億人の女性がいるのだと我に返ります。
一つの恋が終わっても次がある。
【名言6】ある日目覚めて感じたの、あなたとは違う気持ち
I just woke up one day, and I know. What I was never sure of with you.
久しぶりに再会した2人。サマーは違う男性と電撃婚していました。
あれだけ運命や真実の愛を拒んでいたのに、なぜ結婚したのかトムはたずねます。
トムはサマーを運命と思っていたけど、サマーはトムにはピンときていなかった。
トムには運命は感じなかったけど、結婚した夫には運命を感じた。
事実はとてもシンプルです。
好きな人にこんなセリフを言われたら、ぐうの音も出ませんね。
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【名言7】僕が信じていたのはどれもタワ言ばかりだ。運命、心の友、真実の愛。そんなのは子供だましの幻想だ
Realizing that everything you believe in is complete and utter bullshit.
You know, destiny and soul mates and true love…and all that childhood fairy tale nonsense.
好きな相手は自分を運命の人だと思っていなかった。
運命、心の友、真実の愛。
テレビや広告にはそんなキレイごとを並べてばかり。
いつかサマーも本気になってくれるはずというトムの淡い期待は、見事に砕け散りました。
生きがいだった存在がなくなったトム。
周りを責めることでしか自分を保てません。
【名言8】つまり会うべくして出会ったのよ
It was meant to be.
サマーはトムに電撃的に結婚した理由を答えます。
あの時間に、あの場所にいなかったら結婚相手に会っていなかった。
そんな出会いを経験したサマーは運命を信じるようになります。
「トムの考えが正しかったのよ」というサマー。
数秒、数分ズレていたら今はなかった。
そんな運命のような出会いや出来事ってありますよね。
【名言9】私たちは運命じゃなかった
It just wasn’t me that you were right about.
サマーはトムの元を去った理由をはっきり答えます。
自分は運命だと思っても、相手もそう思っているとは限りません。
最初からサマーは「真剣な付き合いをする気はない」とトムに宣言していました。
それでもトムを運命と思えたらどんなに素敵だろうと少しの期待もあったはず。
でもそれ以上にはなれなかったのです。
何も複雑なことはなくサマーにとってトムはそれまでの相手だったのです。
そう、運命の相手ではなかった。
【名言10】偶然だ、それがすべてだ
Coincidence. That’s all anything ever is.
恋に恋するだけの草食系男子トム。
一つの恋が終わり、心境に変化が起こります。
運命という言葉に酔い、奇跡に頼りすぎていた自分に気が付いたのです。
恋に恋するだけの恋愛はもう卒業です。
【名言11】彼は理解した。奇跡は起こらないのだ。運命の力など存在しないのだ
Tom had finally learned there are no miracles. There’s no such thing as fate.
500日目。ラストシーンの台詞です。
どんなにたくさんの出会いがあっても、それを運命にするかどうかは自分次第。
奇跡や運命は指をくわえて持っているだけでは降ってこないことを、トムは失恋を通して学びました。
ただ願うだけでは奇跡は起こらない。
運命は自ら行動を起こして、つかみに行くのです。
この心境のトムなら、次は良い恋愛ができそうですね！
『500日のサマー』名言11選のまとめ
今回は『500日のサマー』から、また恋がしたくなる名言11選をご紹介しました。
お互いを通してトムとサマーは新しい自分を見つけます。
トム：運命はある→運命はない。運命は自ら行動して起こすもの
サマー：運命はない→運命はあった
どんな恋愛でもお互いから影響を受け合うのですね。
2人の価値観が変化していく様子がおもしろかったです。
切ないときもあるけど、誰かを好きになる楽しさや幸福感はステキなものですよね！
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