『アバウト・タイム～愛おしい時間について～』は、タイムトラベルができる主人公ティム（ドーナル・グリーソン）が本当の愛や幸せに気付いていくロマンティックコメディです。
ティムはタイムトラベルの能力を使い、変えたい過去を修正していました。そんな中で、時間がいかに愛おしいもので一瞬一瞬を大切に味わうべきものかに気付いていくのです。
ティムや登場人物の台詞を通して、あたり前だと思っていたことがかけがえのないものだったと思い出させてくれます。そして、自分の周りのすべてが愛おしく感じるでしょう。
今回は『アバウト・タイム～愛おしい時間について～』から、一瞬一瞬を大切にしようと思える名言15選をご紹介します。
きっとあなたも恋人や友人、家族の存在にありがとうって伝えたくなるはずです。
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『アバウト・タイム』名言15選
【名言1】僕にとって妹はずっと世界で一番ステキな存在だ
She was then, and still is to me, about the most wonderful thing in the world.
主人公ティムは妹キャサリンと2人兄妹。キャサリンはキットカットという愛称で家族みんなから愛されています。自由奔放で妖精のようなピュアなキットカットが大好きなティム。
ちょっと問題児な妹だけど、何をするか目が離せないところがより一層愛おしく感じます。
【名言2】人生の最高の夜だ。街のざわめき、カラフルな絵、幸せな気分になる
Best night of my life, I always love this area. It’s so bustling, and, I mean, those pictures full of color. Just makes me so happy when I’m round here.
ティムは親友のローリーと演劇を観に行くきます。鑑賞後にロンドンの街を歩きながらローリーが言った台詞です。
忙しかったりイライラしてたりすると周りを見渡す余裕もないですが、気分が良い日は何もかもが輝いてみえるものです。
観劇や好きなアーティストのコンサートに行くと、気分も高揚し感性が刺激されますよね。
幸せって何気ない日常に転がっていることを思い出させてくれる素敵な言葉です。
【名言3】あの夏を後悔してきたわ。タイムトラベルできたら、たぶんあなたを拒まない
You know, I’m starting to think we slightly wasted that summer holiday. If we could travel back in time, may be I wouldn’t have said no.
初恋相手だったシャーロットにばったり再会したティムは、そのまま2人で食事に行きます。そのときシャーロットに言われた言葉です。ティムの家にホームステイしていた夏に告白を断っていました。
タイムトラベルできたら何度でもやり直しができるけど、人生は一度きりです。
人生にリハーサルはなく、いつも本番なんですよね♪
【名言4】人生は結局同じなんだ。年を取り同じ話を繰り返す。でも誰かと結婚してほしい。優しい人と
We’re all quite similar in the end. We all get old and tell the same tales too many times. But try and marry someone kind.
ティムの結婚式での父親のスピーチです。ティムも父親もタイムトラベルの能力を持っています。何十年も過去にタイムトラベルをしてきたお父さんの言葉だからこその台詞ですね。
何度もタイムトラベルしたけど、優しい人と結婚して人生を共ににすることが本当に幸せだと感じたお父さんでした。
【名言5】息子は優しい男だ。心が温かい。私は人生において誇れるものは多くはないが、心から誇れるのは彼の父親であることだ
This is a kind man with a good heart. I’m not particularly proud of many things in my life, but I am very proud to be the father of my son.
こちらも結婚式での父親からティムに向けた台詞です。
お互いを誇れる関係ってとても素敵です。いい子だから、勉強ができるからと条件付きの愛情ではなく、ありのままのティムを愛しているのが伝わってくる台詞ですよね。
思っていることを口にするのは恥ずかしいけど、愛情を伝えられるのはやっぱり嬉しいものです♪
【名言6】雨の日で後悔してる？いいえ、ちっとも。私たちの人生も同じよ。いろんな天気があるわ
“Do you wish we’d picked another less wet day?” No. No. No for the world. And so it begins. Lots and lots of types of days.
ティムとメアリーの結婚式当日は台風のような嵐でした。ティムが「雨の日で後悔していないか」メアリーに尋ねました。
結婚式が嵐だなんて、これから良いことが起こりそうですよね。一年中晴れの日が続かないのは人間と同じです。曇りや嵐の日があるから晴れの日も有難く思えますよね。
虹が見れるのは雨のおかげだと思えば、どんなことも良い思い出です♪
【名言7】タイムトラベルの出番はなくなった。毎日が幸せだからだ
Suddenly, time travel seems almost unnecessary, because every detail of life is so delightful.
ティムの新婚生活は笑いに溢れていて充実した毎日です。過去に戻る能力がなくても充分幸せなティム。
今を懸命に生きていたら、過去を後悔し続けるヒマなんてなくなりますよね。
ティムがタイムトラベルを使う時は、受け入れられない現実を修正したい時でした。
過ぎてしまった事を受け入れる能力も必要です。
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【名言8】運命の神に怒りまくってる。パパのいない人生にはまったく興味ないの
I’m fucking furious. I am so uninterested in a life without your father.
父親の容態が悪いと聞いたティムは、急いで実家に戻ります。そこでお母さんに言われた台詞です。
ティムの家族はイギリスのコーンウォールという自然豊かな場所に住んでいました。家族みんなで年中ピクニックしたりと結束の強い家族でした。
こんな風に思えるパートナーに出会えることは幸せですよね♪
【名言9】私を愛してると。あれが人生最良の日で、今日は人生最悪の日だ
At your wedding he said he loved me. That was the best day of my life. So this is probably the worst.
ティムの父親のお葬式での義弟デズモンドの台詞です。
愛する人がいなくなってしまうのは悲しいけど、愛する人と過ごす人生はこの上なく幸せなことです。
人生は出逢いと別れの繰り返し。限られた時間だからこそ大切な人と過ごす瞬間はかけがえのないものです。
【名言10】“タイムトラベルを使っても”。人生がやり直せるとは言ってない。悪いことだってあるさ
“I think I just thought with the time thing…” No, I never said we could fix things. I specifically never said that. Life’s a mixed bag, no matter who you are.
ティムはタイムトラベルが使えても修正できないことがあると知ります。そのときに父親から言われた言葉です。
タイムトラベルは魔法ではないことを伝えたかった父親。人生で起こる良いことも悪いこともすべて受け入れる覚悟ができたティムでした。
現実を直視するからこそ未来が開けていきます。
【名言11】父は幸せになる秘訣を教えてくれた。秘訣のパート1は普通に生活すること。人と同じように一日ずつ
He told me his secret formula for happiness. Part one of two-part plan…was that I should just get ordinary life, living in day by day, like anyone else.
タイムトラベルが幸せの秘訣ではないのです。自分は無敵だとどこかで勘違いしていたティム。
お父さんが教えてくれたことは、すぐタイムトラベルに逃げるのではなく丁寧に毎日を生きろということでした。
人生は有限。毎日起こることを味わいながら生きていきたいですね。
【名言12】パパの秘訣パート2は、毎日を同じように繰り返すこと。緊張や不安で気付かなかった人生のすばらしさに2回目は気づくそうだ
But the came part two of Dad’s plan. He told me to live every day again almost exactly the same. The first time with all the tensions and worries that stop us noticing how sweet the world can be, but the second time…noticing.
お父さんが教えてくれたのは、今日過ごした一日をタイムトラベルで戻ってもう一回同じように過ごすことでした。
すると一度目は余裕がなく人からの優しさや善意を見過ごしており、ティム自身も周りにユーモアや笑顔を与えていなかったことに気付きます。
退屈な日だと思っていた日は、人々の愛や優しさに溢れた一日だったのです。
【名言13】“いい一日だったの？” ああ、もう最高だったよ。すばらしい日だって分かった
“So not such a bad day after all?” No. It was pretty good day really. Very good day, actually as it turns out.
ティムがメアリーから「いい日だったのか」と聞かれたときの会話です。ティムは父親に言われたように同じ日をもう一度くりかえし過ごした直後でした。
もう一日同じ日を過ごしてみると、いつもはイライラさせる同僚も隣人の騒音でさえも愛おしく感じたのでした。
ティムにはタイムトラベルがあったけど、本当は二度と戻ることができない大切な一日です。
【名言14】今の僕は一日だって過去に戻らない。この日を楽しむために自分は未来から来て最後だと思って今日を生きる
The truth is I now don’t travel back at all, not even for the day. I just try to live every day as if I’ve deliberately come back to this one day to enjoy it as if it was the full, final day.
ティムは父親の教え通り、毎日をみんなと同じく普通に生きていくと決めました。
タイムトラベルの能力があると特別に感じていたあの頃。ですが何気ない毎日が特別だったと気付きます。
タイムトラベルがあったからこそ、当たり前だと思っていた家族や友人の存在がかけがえのないものだとティムは知ったのです。
【名言15】僕たちは一緒に人生をタイムトラベルしてる。今を精一杯生きてすばらしい日々をかみしめよう
We’re all traveling through time together, every day of our lives. All we can do is do our best…to relish this remarkable ride.
タイムトラベルを封印したティムの言葉です。何度もやり直しができたら、きっと毎日を雑に生きてしまうでしょう。
最愛の妻がいることや、親友と会話できること、家族で食事できること、大好きな妹が幸せでいること。ティムには全てが奇跡的な瞬間です。
当たり前と思っていたことが、実は当たり前じゃなかった。友人や家族の存在も、仕事や家があることも、電気が通ていて電車があることも、一つずつ思い返すと日常には奇跡がたくさん溢れていますよね！
『アバウト・タイム』名言15選まとめ
今回は『アバウト・タイム～愛おしい時間について～』から一瞬一瞬を大切に思える名言15選をご紹介しました。
タイムトラベルができるティムを通して、特殊な能力が幸せにしてくれるのではなく日常に溢れている愛に気付く心が大切だと教えてくれました。
宝くじに当たったら幸せなのではなく、幸せや奇跡は私たちのすぐ周りにたくさんあるのです。
毎日をかみしめて生きたくなる、そんな名言ばかりでした。口うるさく思える家族や友人も、かけがえのない存在なんだと改めて思えます。
人生のすべてが愛おしく感じる素敵な作品でした♪
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