2003年公開のソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』。
舞台は東京。中年ハリウッド俳優のボブ(ビル・マーレイ)とカメラマンの夫の出張に同行したシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の出会いと別れを描いた作品です。
日本は撮影許可が他国より厳しいため、全て日本でロケを行った海外映画は多くありません。
『ロスト・イン・トランスレーション』はそんな数少ないオール日本ロケで撮影された貴重なハリウッド映画なのです。
東京に長期滞在した経験があるコッポラ監督の熱烈なオファーにより実現したそう。
特にパークハイアット全館を使って撮影されたシーンの数々は、映画の中核にもなっており見どころ満載です。
そこで今回は『ロスト・イン・トランスレーション』のロケ地7選をご紹介します。
実際に東京のロケ地7カ所に行ってきました。
【実際に行ってきたロケ地】
・パークハイアット東京
・ニューヨーク バー
・成願寺
・渋谷スクランブル交差点
・中目黒の飲み屋街
・代官山八幡通り
・新宿西口
日本在住の方にはおなじみの場所ばかりですが、東京で育った私も知らない場所もあり刺激的でした!
それでは外国人から見える一味違った東京を旅してみましょう。
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『ロスト・イン・トランスレーション』ロケ地
パークハイアット東京
主人公のボブ・ハリス、そして夫の出張に同伴したシャーロットの滞在先がパークハイアット東京でした。ボブとシャーロットはホテルのバーやジムでたびたび顔を合わせ会話をするようになります。
『ロスト・イン・トランスレーション』のロケ地といったらパートハイアット東京を抜きには語れません。
ソフィア・コッポラ監督の世界一お気に入りの場所がこのホテルなのだそう。
主人公のボブがホテルに到着するシーンから始まり、部屋でくつろぐシーン、プールやジムで運動するシーンなど異国のホテルで過ごす姿を丁寧に追っています。
映ってない場所がないのでは?と思うくらいパークハイアットの様々な場所が登場します。
ホテルの41階です。ボブとシャーロットが談笑するシーンなどたびたび映画に登場したフロアです。
41階からの眺めは最高でスカイツリーや東京タワー、そして富士山まで綺麗に見えました!
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ホテル | パークハイアット東京 |
住所 | 〒163-1055 東京都新宿区西新宿3-7-1-2 |
電話番号 | 03-5322-1234 |
料金 | 44,630円~(税込み)※2021年11月28日 |
HP | https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-tokyo/tyoph |
ニューヨーク バー
ボブが毎晩1人で黄昏ていたバーは、パークハイアットの52階にあるニューヨーク バーでした。
シャーロットも友人たちと楽しい時間を過ごしていましたね。
シャーロットがボブと合流したときに、ウォッカトニックを注文していたので私も頼んでみました。
52階からの夜景もロマンティックで、店名通りニューヨークの摩天楼を彷彿とさせます。目の前に見える代々木のドコモタワーがエンパイアステイトビルに見えてきましたよ!
ジャズの生演奏もあって心地いい時間が過ごせました。
店名 | ニューヨーク バー |
営業時間 | 【日曜~水曜】17:00~23:00 【木曜~土曜】17:00~24:00 |
住所 | パークハイアット東京 52階 〒163-1055 新宿区西新宿3-7-1-2 |
電話番号 | 03-5323-3458(ご予約は承っておりません) |
HP | https://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/nyb.html |
成願寺
夫が仕事に出かけホテルで1人になったシャーロットは東京観光にでかけます。
向かった先は中野坂上にある成願寺でした。シャーロットが僧侶たちのお経を不思議そうに眺めていたシーンです。
シャーロットが成願寺に行った日は雨。私が行った日は晴れていましたがお経はあげていませんでした。和やかな境内でしばらく時間をつぶしました。
大通りから成願寺に到着すると、赤と白のコントラストが印象的な正門が出迎えてくれます。
映画でもこの正門がとても印象的でした。まさか新宿から近いところにあるお寺だったんですね。
【成願寺】
住所 | 東京都中野区本町2-26-6 |
アクセス | 地下鉄丸ノ内線・大江戸線の中野坂上駅から徒歩5分 |
時間 | 午前6時~午後4時30分(開門時間) |
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渋谷スクランブル交差点
渋谷スクランブル交差点は、シャーロットが1人で歩くシーンやボブと一緒にお店から抜け出すシーンで登場しました。
映画のオープニングでは交差点にある三千里薬局のネオンがドアップで映し出されていましたね。
交差点のTSUTAYAはここ20年に登場しましたが、三千里薬局はずっと昔からこの交差点にあります。創業は昭和37年だそうです。
三千里薬局の大きな看板も渋谷のランドマーク的な存在になりましたね。
さすがに週末の渋谷駅前はすごい人でした。三千里薬局の横にある天津甘栗屋も、いまだ存在していて一安心です!
【渋谷スクランブル交差点】
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-1
渋谷駅ハチ公口から徒歩0分
中目黒の飲み屋街
ボブとシャーロットがバーの店員から走って逃げていた通りは中目黒の高架線沿いでした。改札を出てすぐ横の通りです。
以前は古くからのお店が並んでいましたが、高架下の再開発に伴い周辺にも新しいお店が増えていました。
撮影当時とは印象が違う部分もありますが、若い層のお客さんも増えて賑やかです。
以前は飲み屋さん中心でしたが、近年は数軒カフェもオープンしていてティータイムにも利用できそうですね。
【中目黒の飲み屋街】
目黒区上目黒3-4
東急東横線中目黒駅から徒歩0分
代官山八幡通り
ボブがアメリカにいる妻と電話で話しているシーンは代官山の八幡通り。猿楽小学校裏の信号あたりでした。
この後シャーロットと合流してしゃぶしゃぶを食べていましたね。
【代官山八幡通り】
〒150-0033 東京都渋谷区代官山町
東急東横線代官山駅から徒歩1分
新宿駅西口
ボブとシャーロットが抱擁する感動のラストシーンは、新宿西口ヨドバシカメラ裏です。この辺りはヨドバシカメラの店舗がいくつもありますが都庁が見える通りで撮影が行われました。
新宿西口は駅前しか知らなかったので、裏通りに行くと別世界が広がっていて驚きました。
東京独特のネオンに雑居ビルが立ち並ぶ光景は、ソフィア・コッポラ監督が求めていたTHE・東京なのかも知れませんね。
この通りから見える都庁はとても美しかったです。雑居ビルと高層ビルのコントラストがなんともいえませんね!
【新宿駅西口ヨドバシカメラ近辺】
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-11-1
新宿駅から徒歩2分
『ロスト・イン・トランスレーション』ロケ地のまとめ
『ロスト・イン・トランスレーション』のロケ地7選をご紹介しました。
スカーレット・ヨハンソンが渋谷の交差点や中目黒を歩いていると、いつもとは違う場所に見えるから不思議です。
渋谷の喧騒とネオン、パークハイアット東京の洗練された空間。両極端ですが、どちらも東京の魅力が集約されている場所です。
高層ビルの並びに突然お寺があったり、高架線の下に飲み屋街があるのも東京の特徴かもしれませんね!
いつも当たり前のように見ていた風景ですが、独特のアンバランスさや喧騒が東京の魅力だと再認識することができます。
映画の中の東京を見て、ますますこの街が好きになりました!
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